届け先の書き方問題



今日は運送に関わる実務的なことではなく、ちょっとした問題?トラブル?に関して書いてみようと思います。これは荷物を運ぶことを依頼する側(荷主)に対しての記事です。


企業や会社に配達するなり運送会社を介して届ける時、必ずしも一箇所だけではありません。おそらく、2766回位書いている事ですが、とある特定の部署だったり課だったり事務所に届けたりするのが主です。(例:グーグル株式会社 総務部 庶務課 佐藤様宛とかトヨタ株式会社 東京工場 製造部 車両検査センター課 鈴木様宛)他にも、とある工場や会社内にある別会社の事務所などに届けることもあります。(例:日産自動車株式会社 大阪工場内 山田産業 山田様宛とか株式会社フジテレビジョン内 西棟6階売店 森様宛)

伝票の届け先はいちばん重要な箇所で、日々物を運んでいる方達はそれに異論はないでしょう。実はこの届け先の書き方によっては、運送会社や運ぶ人によっては違う届け先に行くこともあります。




例として、愛知県にあるYAMAHAの工場内にある松本産業に運送会社を使って物を届けたいとします。その時には、伝票の届け先に「YAMAHA
愛知工場内 松本産業」とか書くと思います。きっとこれだけを書いただけでは、運送会社や運ぶ人によっては違う松本産業に運ぶ可能性が出てきます。

それは何故か?そのYAMAHAの工場内には、実は松本産業の拠点が3つとかあった時に、運送会社もしくは、運ぶ人は自分が知っているとかそのYAMAHAの工場内の誰かに聞いた松本産業に持っていく事になるからです。

もっと具体的に言えば、Aの運送会社は松本産業のAという拠点に持っていくし、Bの運送会社は松本産業のBという拠点に持っていくし、Cの運送会社はCという拠点に持っていく事になるという事です。もしくは、運ぶ人が3つの拠点を知っていたら「この工場内のどの松本産業に持っていけば良いのか?」とかそういう疑問を持つことになります。

そして結果的には、荷主は本当は松本産業のCという拠点の山口さんに届けて欲しかったのに、荷物はAの方に行ってしまうといった事が起こりうるわけです。

こうなってしまえば、荷主の方に山口さんから「荷物が届かない」とかの一報が行って、荷主が運送会社に問い合わせたら「もう既に届けている事になっています」とかになって、あーだこーだの一悶着が起こるわけです。

こういう場合、立場上荷主のほうが強いので、運送会社的には誤配になるとか一種のクレームに該当するのかもしれませんが、必ずしも運ぶ人や運送会社に全ての責任があるとは思いませんし、荷主側の不手際とか手抜きも関係していると思います。つまり、荷主側が運ぶ人に分かりやすい情報を与えていないという事です。

では、上記の例のトラブルを防ぐにはどうすれば良いか?これはもう簡単で、届け先にきっちり細かくどこの誰に届けてほしいのか?を書く以外ありません。

上記の例で言えば、「YAMAHA 愛知工場内 松本産業」ではなく、「YAMAHA 愛知工場内 松本産業 C拠点 山口様」と書くといった具合です。また同様にオフィスビルとかで、5階と6階が同じ会社ならば「斉藤ビル内 ABC株式会社 長島」と書くのではなく、「斉藤ビル内 ABC株式会社 5階 営業部 長島」とか工場内で様々な部署や課がある時は「〇〇工場 ▲▲部」だけでなく、「〇〇工場 ▲▲部 ■■課 伊藤様」というように、事細かに書く以外ないのです。



一応、何故こういう曖昧な届け先の書き方が発生してしまうかと言えば、荷主側がその会社や担当者を知っていても、それがどこにあってどういう所なのか?みたいのを知らないからですし、受け取る側も自分が自分の会社の場所を知っているのだから、運ぶ人間も知っているだろうとかそういう認識だったりするのがあります。つまり、運ぶ側に丸投げという具合です。

荷主もしくは依頼主は、届け先を書く時は、届け先を意識するのではなく、運ぶ人を意識して伝票に情報を記載していくのが、結果的には、届け先にとっても、いっちゃんエエ書き方というのを知って貰いたいです。

それでは!

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