パンがなければワイ(ケーキ)を食べればいいじゃない。
最近はTVを観なくなった事もあるのか、宅配事業をやっている運送会社(主にヤマト運輸、佐川急便、日本郵政)のCMを観ません。
これはCMをやってないのか、ワイが観れてないのか定かではありませんが、ちょっと前まで
「宅急便はスマホで送れる」「SAGAWAのX」「バカ真面目は裏切らない」
とか何とか言うてた気がします。
どれも素晴らしいCMだと思うのですが、ワイ思うにまだ新規獲得系のCMせないかん程、この3社って世に知られていないのか?とも思います。
またワイ的には、赤い所のCMに至っては、「バカ真面目は裏切らない」なんていうフレーズだけが頭に残ってしまって「結局なんのCMだっけ?」なんて思ったとか思わなかったとかあり、もうよーわかりません。
これら運送会社のCMってどのような効果があるのか?何を狙って作ったのか?は分かりませんが、仮に自社の宣伝とか自社の新サービスの紹介とか真面目さ硬さアピールとか知って貰いたくてCMをするなら、もうそっち方面のアピールはみんなお腹いっぱいなんじゃないかな?とか思います。
CMを何故するのか?と考え突き詰めていけば、売上とか利益の為だと思うんです。これに皆さん異論はないと思います。
では、運送会社、強いては宅配の利益の上げ方売上アップと言えば、値上げか荷物を出してもらう事だと思います。
だからこそ、新規顧客向けのCMや新サービスをCMしているのだと思います。
ただ、日々配っている中で思うのが、別に多くの人は新サービスとか荷物の発送とかどーでもいい事だと思うのです。
なんなら、その新サービスとか現場にいる従業員さえも知らなかったりしますし。
つまり多くの人は大体運ぶ事と受け取る事がメインです。
しかし、多くの人や運送会社も荷物を受け取るという事に対してなんつーか弱くて、ここの受け取る事に対してのCMした方が良いんちゃうの?なんて思うのです。
具体的には、なんか環境問題っぽい入りでナレーターが「年間にして約9万人の労働力が無駄になり、CO2も年間で約42万トンを排出、ガソリンも約18万リットルが無駄になっている事があります。それは荷物の再配達です。荷物を一回で受け取れれば良いですよね。」
なんて感じでちょっとでも受け取る事の意識を上げるようなCMもアリなんちゃうの?って思うのです。
とは言っても、受け取る側に何らかのメリットなり利益がなければその効果は期待出来ないでしょう。
従って、宅配BOX置いてくれたら、設置後3年は商品券をお届けしますとか自社の物販を無料でお送りしますしなければ、成果はないでしょう。
ってちょっとは話が脱線しましたが、結局何が言いたいかと言えば、荷物を受け取る側に対するアピールとか荷物を受け取る事を受け人に意識させるようなCMもありなんちゃうの?って事です。
多分、受け取る側へのCMなりアピールが無い限り、いつまで経っても何も変わらないような気がします。
ただし、仮にこの受け取る側へのアピールが成功したら困るのが多くの委託業者でもあると思います。
現状、宅配事業をやっている運送会社が下請け・協力会社にお願いしているのは個人宅への配達がメインです。
青い宅配会社なり緑の宅配会社は企業なり商流の荷物は極力自社のSDが行きますし、赤い宅配会社も似たりよったり(具体的には大学とか役所)です。
結局、どこの運送会社も個人宅の配達、強いては再配達が自社にとって足を引っ張っている現状があるから、お願いしているわけです。
受け取る側の意識が向上して、個人宅でも一回で落ちるようになれば、わざわざ他の業者にお願いする必要もなくなるわけで、そうなれば、ワイみたいな5流委託業者は「さいなら~」になるでしょう。(人手不足とかで必要とかならまた話は別ですが)
そういう風に考えた時、良くも悪くも受け取る側の意識が低いからこそ、委託業者が必要なのであり、良くも悪くも受け取る側の意識の低さでワイは宅配をやっているのかもしれません。
受け取る側の意識を上げる方が金やコストがかかるのし高いのか、委託業者を使い続けるほうが金やコストがかかるのし高いのかまでは想像できません。
どちらにしろ委託業者として一つ思うのが、どこの運送会社も受け取る側に対してのCMをしないし気付かないという"素晴らしい頭の良さ"に感謝しなければならないのかもしれません。
ちなみに、なぜこういう受け取る側の意識みたいな記事を書こうかと思ったかと言えば、ワイのエリアでもアマゾンの置き配というのが定着してきて、たまーに「今度から玄関前に置いてください」とか言われる事が増えたのです。
これってアマゾンが置き配をデフォでやった結果、受け取る側の意識が上がったからそう言われるわけで、なんつーか、アマゾンが日本の宅配のシステムの穴を見事に突いているなぁ~とか思ったのです。
多分、このままアマゾンがものを運ぶ事への穴を突き続ければ、日本の宅配事業が…
それでは!
宅配事業をやっている運送会社がすべき事・して欲しい事
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