ナポリの優勝から考える日本野球の再燃とか新しいカタチの盛り上げ方



La Pelota No Se Mancha ラ ペロータ ノ セ マンチャ

最近はプレミアやリーガに押され気味のセリアA。

そんなセリアAのここ10年は、ユベントス1強でその下にインテル、ミラン、ローマ、ナポリ、アタランタという感じの力関係でした。

ワイの中でのセリアAといえば、ユーベ、インテル、ミランの3強で、その下にいつもフィレンツェ、ローマ、ラツィオがいて…という感じだったのですが、時代は変わるものですね。

そんなセリアAでなんと今年22-23シーズンはナポリが優勝。

ナポリは33年ぶりの優勝で、あのマラドーナさんが居た時以来という感じです。

ワイのスーパー情報網によれば、ナポリとかイタリアの南の方のチーム(ローマとかも?)は、北のクラブ(ミラノ2チームとかユベントスとか)のサポーターに散々バカにされるとか見下される存在なのですが、それでもフットボールを愛してやまない人達の集まりらしいのです。

そんなナポリが優勝したとなれば、まぁ~当たり前ですが街はお祭り騒ぎです。

いや、お祭り騒ぎなんて言葉は可愛いくらいで、もう宇宙人の地球侵略とか油田を掘り当てたとかそんな感じの一大イベントです。






この人達にとっては最高としか言いようがない事なのでしょう。(どういう経緯なのかは分かりませんが何故か死人も出ているようです)

こういってはなんですが、多くの日本人は"たかがサッカー""たかがスポーツ"です。

なんで、こんなにこの人達は喜んでいるんだ?と考える方もいるでしょうが、ここではフットボールは生活の1部であり、人生の友であり、愛すべきものであり、伝統であり、文化なんです。

これは現地に行けば分かると思いますが、試合がある日とない日では街が間違いなく違う雰囲気です。

似た感じでいえば、阪神戦のある大阪近辺とかそんな感じでしょう。



なんであれ、これだけ熱狂するのは素晴らしいことで、こういう活気は多分日々の生活を豊かにしてくれるものだと思います。

さて…

かえって、極東の島国日本に戻ります。

日本にはこういう文化はあまりありません。

別に無いならないで良いと思います。

ただ、こういう活気って結構必要だと思います。

ワイはフットボールが好きなので、フットボールにこういう文化や歴史があればいいですが、ファン層や歴史や認知度から言えば、現実そうもいかないでしょう。

なら、せめて野球でこういう文化が構築されても良いと思うです。

つまり、阪神とか巨人が好きな人々、野球が好きな人々のためにこういう文化があっても良いと思うです。

おそらくですが、野球にはこのナポリの優勝のようにファンが狂喜乱舞できる環境や風土や歴史があると思います。潜在的に。

では、何故それが無いのかといえば、一言でいえば日本人が大人しいというのに尽きると思うんですが、ワイ的にはあるタブーがネックになっていると思います。

では、そのタブーが何かといえば、仕事やビジネスの場面で「野球と政治と宗教の話はするな」です。

おそらく、多くの人が一度は耳にしたことがある言葉だと思います。

ワイとしては、宗教以外はしても良いとはおもうのですが、それはあくまで個人の意見で総合的には政治も加わるとは思います。

ただ、スポーツである野球はこのタブーから開放されても良いのでは?と思います。

別に敵対しているチーム同士のファンが言い争うとかギクシャクするような話はしなくていいと思いますが、せめて贔屓のチームが同じなら談義するくらいの事は出来ると思います。

多分ですが…

野球人気の低下って他のエンターテイメントが躍進したりその種類が増えていったというのが大きい部分ではあると思います。

ですが、実は草の根とか文化レベルで、大人がその話をしない・できない・タブーにされているというのも自滅していった1つの要因でもあるのでは?

なんて思います。

他の国でもサッカーの話は仕事やビジネスの場でタブーなのかは知りません。

ただ、多くの人が草の根レベルで話しているから、今なお人気のエンターテイメントであり、生活の一部なんでしょう。

だからこそのぉ~上記の動画のナポリ優勝の盛り上がりなのでしょう。

そもそもの話なのですが…

野球の話がタブーにされたのも、おそらく話す相手がライバルチームのファンだと言い争いになるとか荒れるからだと予想します。

こういってはなんですが…

別にみんながみんな1つのチームが好きなんて無いわけで、そこでお互いを尊重した話さえすれば、別に荒れないと思うんです。

とどのつまり、互いにリスペクトする形で野球の話さえできればいいわけで、それができないって野球の話云々ではなく、そもそも会話のキャッチボールが下手なだけでは?

とも思うし、誤解を恐れずかけば、話が下手くそとか内容が子供とかそういうことでタブーになったのではないでしょうか?

そして、そのタブーに野球が巻き込まれて今に至る…みたいな。

他にも、この飲食店などでうちは巨人ファンが多いから、横浜ファンは出入り禁止とかうちは阪神ファン多いから巨人は出入り禁止とかすれば良いと思います。おもいきって。

他にも、ホームタウンがない都道府県のお店やビジネスの場でもうまいようにやれると思うんですけどね。

結局、なんだかんだ熱くなるには熱くなるのでしょうけど、最後とか根っこの部分で共存とかリスペクトさえ忘れなければ、大事にはならないのでは…とは思うんですけどどーなんでしょうか。



さてさて…タイトルの話に戻ります。

ワイがナポリの優勝から思ったのは、野球も潜在的にナポリ優勝のように、街やファンが潜在的に喜べる文化があるわけで、それを開放するために、まずはビジネスや仕事の場面で野球の話のタブーを開放して、人と人が様々な場面で野球の話をすれば、再燃というか次のバージョンとか文化レベルでの盛り上がりが出来るのでは?

と思ったわけです。

多分ですが、この文化レベルで定着すれば、日本の野球は今以上におもしろく、強くなるのだと思います。

正直、この現象がフットボールでおこればいいですが、野球の文化レベルには敵わないので、せめてスポーツが盛り上がるという意味で、野球をタブーから開放するとかそんなことが起こっても良いと思います。

なにはともあれ、ナポリの人達良かったね!

それでは!

スポンサーリンク

この記事へのコメント